睡眠負債の解消

2024年のゴールデンウィークは適正な睡眠時間の把握、睡眠負債の解消を目的に、睡眠に注力して過ごした。

きっかけは、睡眠に関する情報をテレビで目にする機会が増えたこと。番組の中では、適正な睡眠時間を知る方法として、一定期間寝たいだけ寝る方法が紹介されていた。

その方法は下記の記事でも言及がされている。

これに関して興味深い実験があります。それは、「どれだけ眠れば寝不足は解消できるのか」を検証するために、健康な10人を14時間、毎日ベッドに入れ続けた調査です。

https://toyokeizai.net/articles/-/164998?page=3

実験

  • 4/28 - 5/5の7日間、寝たいだけ寝る
  • Fitbit charge 5で計測をする

寝たいだけ寝るのだが、そうは言っても14時間布団に入っているのは現実的ではないので12時間とした。21時に入り9時には起きるイメージ。

結果

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毎日の睡眠時間は10-11時間程度。

Fitbitのダッシュボードは8.5時間になっているが、夜間の覚醒時間の1.5-2時間は睡眠時間に含まれない。

睡眠負債の解消には3週間程度かかるという論文の報告通り、必要睡眠量はまだ多めなのだろう。予想としては、8.0-8.5時間が適正な睡眠時間なのではないかと感じる。

別の指標としては、安静時心拍数が下がった。

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ただし、睡眠中は心拍数が下がるから、単純に睡眠量が増えたから平均が引き下げられただけという可能性がある。さらにゴールデンウイーク中は階段の上り下りの回数が減ったこと、仕事中は心拍数が上がりがちだが全日休みだった、などの事情から睡眠との因果関係は不明である。

日中の感覚としては、思考がとてもクリアになった。これまで脳にモヤがかかっていた状態だったのに、それに気づけていなかったのは危険な状態だったようにも思う。寝る前にビール350mlを飲んでも次の日にはスッキリ目覚められた。

まとめ

1週間まとまった睡眠をとったことで、日頃いかに必要な睡眠を取れていないか自覚することができた。

睡眠量を減らして仕事をするよりも、きっぱり寝た方がよい意思決定ができるということも感じられた。睡眠時間の確保に重点を置いて生活をしていこうと思う。

 

参考文献