マリオットアメックス一般vsプレミアム比較②:還元率シミュレーション

前の記事ではマリオットアメックスの一般・プレミアムは「年会費相当額の宿泊をしたいか」で考えればよい、ということを書いた。
一方で「プレミアムはポイント還元率が高いのだから、最終的には得なのでは?」というのも妥当な考えだ。

この記事では「獲得ポイントの観点から、その結論は変わるのか」を確認してみる。

検討モデルとしては、次の条件を置いている。

  • 年間のマリオット宿泊数は1~2泊
  • 年間決済額は400-500万円代
  • 獲得ポイントはマリオット系列での宿泊で利用を想定

また、各カードのスペックは下記の通り。

決済額 一般 プレミアム
年会費 34,100円 82,500円
ポイント還元率 2% 3%
無料宿泊特典付与ポイント 50,000ポイント 75,000ポイント

ポイント還元シミュレーション

決済額ごとの獲得ポイントと無料宿泊特典の獲得ポイントを整理する。

決済額 一般(2%還元 + 無料宿泊50,000ポイント) プレミアム(3%還元 + 無料宿泊75,000ポイント) 差額
400万円 130,000ポイント 195,000ポイント 65,000ポイント
500万円 150,000ポイント 225,000ポイント 75,000ポイント
600万円 170,000ポイント 255,000ポイント 85,000ポイント

一般とプレミアムの年会費の差額は48,400円。「年会費の差額でポイントを買う」というモデルで考えてみる。

決済額 ポイント差額 年会費差額 ポイント獲得単価
400万円 65,000ポイント 48,400円 1.34ポイント/円
500万円 75,000ポイント 48,400円 1.55ポイント/円
600万円 85,000ポイント 48,400円 1.76ポイント/円

400万円決済を例にすると「65,000ポイントを年会費の48,400円で購入する」と考えられる。その場合のポイント獲得単価は「1.34ポイント/円」だ。

表から、決済金額が大きいほどポイント獲得単価が良化することがわかる。

一方で、特に決済額が低い場合には一般カードの方がお得にならないように、ポイントの使い道には注意は必要だ。
例えば、400万円決済の場合、獲得差額の65,000ポイントを「1ポイント=0.70円」で利用をすると、実質的な価値は45,500円程度となり、年会費差額(48,400円)を下回ってしまう。

まとめ

マリオットアメックスの一般カードとプレミアムカードを「年会費の差額でポイントを買う」というモデルで考えてみた。

プレミアムの特典で宿泊できるブランドは、「1ポイント=1円」前後でポイント利用できることが多いため、宿泊先が高ブランド帯であれば「一般カードの方が結果的に得だった」というケースは起きにくいと感じている。
一方で、獲得ポイントに1%の差額はあるものの、年間利用額やポイントの利用レートによっては損得が逆転してしまうので、注意が必要になる。

年間何泊もするのであればポイントを貯めておくべきだが、年間宿泊が1〜2泊程度であればポイントよりも現金を持っていた方がよいと判断するケースもあるだろう。 結論としては冒頭に書いたようなライトユーザーであれば「還元率の1%差よりも、年会費相当額の宿泊をしたいかで考える方がいい」という結論は前回記事と大きく変わらないと考えている。

そうは言っても「プラチナエリートを獲得できるならプレミアムの方がいいのでは?」みたいなことも考えたので、それは次の記事で。

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